文字と記号
人は人と関わりたくて言葉を使う生き物です。
言葉は、共通認識であることが基本で、人がお互いに、楽しい、悲しいという感情や物事の詳細を伝え合う、人間文明に生まれたツールです。
共通認識できる言葉とは?
それは、意味のある音、表記、記号、文字を用いて理解しあえる伝達方法を、個々の人たちが所属する社会やグループ内で所持しているということでしょう。
日本語だったり、英語だったり、韓国語、手話もですね!(最近では、プログラミング言語などの要素もありでしょうか。)
そこで、
スペイン人、中国人、ロシア人、カナダ人、アフリカ人などなど、個々に違う人種が一人一人(共通認識できる言葉のツールを持ち合わせずに)集った場合、どうなるのでしょう!?
物質的に欠けてる環境なら、きっと物の取り合いでケンカが始まりますね。(>人<;)
しかし、物質的環境が満たされていて、欲にとらわれない環境であれば、互いにコミュニケーションをはかろうとするはずです。^_^
(ここでは文明が発達し、それぞれの人が道徳観念を持ち合わせている事を前提にします。)
「名前は?」 「どこから来たのかな?」 「好きなことは?」
聞きたい事は互いに胸のうちに秘められていても、共通認識で持ち合わせた言葉を所持していません。
そんな時に、紙と鉛筆です。
言葉や文字、音や声では伝えられない感情や情報。
それらは絵にすることができるんです!
と気づいたのは、「グラフィックレコーディング」を学ぶ、大学の講義に出てからの事です。
私は英語が大好きで言語学習を継続してきました。しかし、独学の道は険しく、記憶に残らない単語も多くありました。
そしてある日気がついたのが記号です。
数学は記号の世界であり、それとは対照的に、
文学は文字の世界だと決めつけていた私でした。
しかし、実は、そうではない事に気がついたのです。
( ゚д゚)
英語の前置詞と呼ばれる単語、
これらは記号なのです。(後々詳しく説明します)
“記号は、絵を平易にしたものだと言えます。
絵は可視化された情報です。
見える物は共通認識で、互いに人同士、
肉眼で理解し合えます。”
この一連の関係に気づいた時、言語学習と言語習得にグラフィックレコーディングが使用できるはずだと考えが行きつきました。
ところで皆さん、グラフィックレコーディングをご存知ですか?